突然ですが、金融リテラシーゼロだった私がつみたてNISAを始めました。
そこで悩んだのがどの銘柄を購入するのかということです。
銘柄を決めたら次に悩むのが、全世界株と米国株どっちがいいの?ということ。
同じように銘柄選びに悩んでいる方もたくさんおられるのではないでしょうか?
この記事の結論から言うと…
- eMAXISSlimってどういう商品なの?
- たくさん商品があるのに1つの銘柄だけでいいの?
- どうしてその銘柄に決めたの?
- 他には何と悩んだの?
今日は、オススメ商品を紹介しながらどのようにしてその決断に至ったかを書いていきたいと思います。
いとうゆかと申します
関西在住・中1長男と小3長女と暮らす
FP3級取得に向けて独学中
(令和6年1月現在の情報です)
そもそも投資信託とは
株と聞いて思い浮かぶのは、「ある会社の株を買ってその会社を応援する」というイメージではないでしょうか?
もちろんそういった株の買い方もあります。
でもそれってとってもハイリスクなのです。
よっぽど情勢を読めていないと(読めている人でも)その会社の業績が上がり続けるかどうかなんてわかりませんよね。
そこで初心者にオススメなのが投資信託です。
つまり株や世界情勢のことに詳しくない私が、お金をプロの方に託しておまかせしちゃうということです。
そして手軽に分散投資ができる上に小額から始められます。
投資の原則は分散投資なのです。
1つの企業の株式を買っていると、その会社の業績が今は好調でも今後下がり続けるようなことがあったときには大きなダメージを受けてしまいます。
分散投資をしていれば、そんなリスクも避けられます。
それじゃあ分散するためにあれもこれも商品を選んで買わなくてはいけない?
いえいえ、その必要はありません。
投資信託の商品はいわばいろんな株式や債券の詰め合わせ、福袋のようなものです。
つまり投資信託を1つ買うことですでに、分散投資が成立しているということになります。
ただ逆に言うと、分散投資が効いている分、一攫千金は狙いづらいのでコツコツ時間をかけて運用していきましょう。
投資信託を1つ買うことで分散投資が成立している
商品を選ぶ時のチェックポイント
では初心者の方に参考にしていただきたい、商品を選ぶ時のチェックポイントを解説したいと思います。
つみたてNISAで商品を選ぶときのポイント
- インデックスファンドであること
- 100%株式であること
- 全世界に投資できる商品であること
- 信託報酬が安い商品であること
- 純資産総額が右肩上がりであること
これらのポイントを考慮して私はeMAXISSlimシリーズに決めました!
ここで大人気シリーズのeMAXISSlimについて解説したいと思います。
eMAXISSlimシリーズってなんなの?
eMAXISSlim(イーマクシススリム)シリーズとは三菱UFJ国際投信が展開する投資信託ブランド「eMAXIS」の中でも、業界最低水準の低コストにこだわり「Slim」と名付けられたラインナップです。
競合商品と比べて低コストに注力されており、Slimシリーズの中にも豊富なラインナップがあるので投資地域や資産などを決めたらとりあえずSlimを選んでおけば間違いないと言われるほどの投資信託の定番です。
全世界株と米国株どっち?
eMAXISSlim(イーマクシススリム)シリーズに決めたのは良いものの、最も悩んだテーマが
全世界株にするか米国株にするか
という選択肢です。
つみたてNISAでも大人気の2銘柄であり、このどちらかを選んでいる人が多いのです。
だからこそ、どっちを選べばいいの?
何を決め手にすればいいの?
そんなお悩みの参考になればと思います。
米国株式S&P500とは
米国株式のS&P500(エスピーごひゃく)とは、米国企業500社がひとつになった投資信託です。
つまりこの銘柄を買うことで、米国の優良企業500社に投資していることになります。
平均的な利回りは、年利6.78%が目安です。
(全世界株の年利は5.97%なのでやや優勢か!?)
※利回りの根拠は、連動対象であるS&P500指数(配当込み、円換算ベース)の2001年~2020年のCAGR(年平均成長率)から、想定される運用コストを差し引いて算出した数値です。
米国株式派の主張
それでは米国株式派の主張を見ていきましょう!
- 直近10年で約3倍に成長しており、全世界株式よりパフォーマンスが良い
- 今度も米国の成長に期待ができる
- 先進国の中では、今後も人口が増えていく貴重な国である
- 今を時めくIT企業など今後も革新を起こす企業が出てくることが期待できる
- だって世界を変えたハイテク企業「GAFA」はすべてアメリカ企業じゃないか!
- 全世界株には低成長の国を含むからもったいない
- 全世界株の中身の半分以上はアメリカだから、結局リスク低減になっていない
- 世界経済の中心の米国株投資にわざわざコストやリスクを負って他国の株を足す意味を感じない
- 歴史の長い試練(世界大恐慌やリーマンショック等)に耐えてきたのは米国だけ
- アメリカこそが最も将来性の高い投資先じゃないか!
GAFAとは、Google,Amazon,Facebook,Appleの4社の総称です。
皆さん、普段の生活の中でお世話になってますよね!
なるほど、こんなに説得力のある主張を見ると
そう思ってしまいますよね。
いえいえ、そう決めてしまうのはちょっと早いですよ!
ここで次に全世界株式派の主張を見てみましょう!
全世界株とは
全世界株式のオールカントリーとは、世界の株式3000銘柄がひとつになった投資信託です。
確かに世界各国には分散投資していますがその比率はバラバラ。
中でも米国株が約56%を占めているため、全世界株を選んでもその中身の半分以上は米国株ということになります。
平均的な利回りは、年利5.97%が目安です。
(米国株式の年利は6.78%なのでやや劣る印象)
こちらは2021年3月8日時点の構成比率です。
このうちわけは永遠にこのままではなくその時の世界情勢に応じて比率が修正されていきます。
伸びている国の比率は上がり、衰退している国の比率は下がる。
ということを勝手に調整してくれるのです。
全世界株派の主張
それでは全世界株派の主張を見てみましょう。
- 今後も米国株の成長が続くとは限らず、過去にはほぼ横ばいとなった暗黒の時代があった
- 米国一強は永続するとは限らない
- 米国株の成長に確信が持てないからまんべんなく投資できる全世界株がベター
- 米国株には劣るが近年の伸びは好調
- 人口増加と株価は必ずしも一致しない
- インデックス投資の生みの親は全世界株派
- インデックス投資を研究している有名な学者たちも米国だけでOKとは言っていない
全世界株ファンドさえ買っておけばGAFAのような世界最先端の企業も含まれているし中国やインドが伸びてくればそこの企業も含まれるし、衰退していく企業は勝手に投資比率が落ちて除外されていく。
つまり投資信託初心者にうってつけの商品と言えるのではないでしょうか。
私が全世界株を選んだ理由
投資とは「利益を生んでくれる資産にお金を投じる事」なので、株式なら自分がどこの国に可能性を感じているかという視点で決めるものです。
私の周りの株式に詳しい方の話を聞いても「米国株式一択でしょう」と言われました。
それを聞いたときは私も米国株式だー!と思ったのですが、その後いろいろと動画を見て自分なりに納得して全世界株に決めました。
つみたてNISAによる投資信託は長期の分散投資です。
もしこれからアメリカに恐怖の暗黒時代が訪れて景気が下がり続けたときに心を乱さずに続けられる自信が私にはありませんでした。
全世界株も半分以上が米国株なんだからどっちでも一緒でしょ。
って思われるかもしれません。
全世界株を買っていたとしても米国の成長の恩恵は受けられるということです。
しかし米国にピンチが訪れたときには
そう言い聞かせて安心していられます。
私は自分のメンタル面を考慮して全世界株に決めました。
でも、これから20年後、より大きな利益が出ているのは米国株だろうな。
とも思っていますよ…。
でもでも、これから劇的な成長を遂げる新興国が現れるかもしれません。
その時は全世界株買っといてよかったー!と思えますよね。
何より、投資信託を始めることでこう思いたいじゃないですか。
おわりに
いくつかの金融動画を見ても結論は「悩むのならば全世界株式を選ぼう」と言われていました。
Aだと言われればAだと思うし、Bだと言われればやっぱりBだと思う人です!
だから全世界株式に決めました。
よくよく考えたらとてもシンプルなことですね。
でもその決断に至るまでにいろいろと悩んで考えたので、納得して答えが出せました。
攻めの米国株式、守りの全世界株式。
私のイメージはそんな感じです。
もちろんこれは私なりの結論であり、米国株式を選ぶ方もたくさんおられると思います。
大切なのは自分で調べて学んで、納得して銘柄を選ぶこと。
全世界株を選ぶ決断に至るまでにたくさんの金融動画を見ましたが、一番わかりやすくて最終的な判断に繋がったと思える動画を紹介しますね。
それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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