病院がテーマ【絵本紹介】受診・注射嫌いの子どもに読みたい絵本

  • 2021年11月11日
  • 2022年2月5日
  • 絵本紹介
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皆さんは病院は好きですか?

病院に行くときは体調が悪い時だから嫌い?

それとも優しい看護師さんに声をかけてもらえるから好き?

アルコールの匂いが好き、嫌い、という方もいらっしゃるかもしれません。

いとうゆか
子育てをしているお母さんお父さんであれば、お子さんを病院に連れて行く機会が何度もありますよね。

体調不良の時、定期的にお薬をもらう時、そして予防接種の時!

皆さんのお子さんは病院は好きですか?

時々病院に入ることができなくて泣き叫んでいるお子さんを、お母さんが引きずるようにして連れて来られているシーンを見かけます。

いとうゆか
本当におつかれさまです…

と、心の中でつぶやかずにはいられません。

小さいうちは予防接種が多いから、その度に大変なんやろうなぁ…。

と、いうことで今回は病院や治療をテーマにした絵本を紹介したいと思います。

病院がほんの少しでも好きになる?一緒に頑張れる?かも!

そんなことを期待しながら書きたいと思います。

少し自己紹介をさせてください!
伊藤有花(いとうゆか)と申します
関西在住・小5長男と小1長女と暮らす
事務のアルバイトのかたわらWebライターの仕事をしている
これまでに我が子に絵本を1000冊以上読み聞かせた(はず!)
(令和4年2月現在の情報です)

絵本の読み聞かせの魅力を書いたこちらの記事も覗いていただけると幸いです。

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ノンタンがんばるもん


【作・絵 キヨノサチコ(偕成社)】

いとうゆか
表紙のがんばるもんポーズが我が家で大流行

途中までのあらすじ

ノンタン得意のブランコスピードのりだぁ!

びゅんびゅんびゅ~ん。

どっしーん!!

ブランコから落ちてしまったノンタンは耳を怪我してしまいます。

心配したお友達は病院にノンタンを運びこみますが…。

注目ポイント

耳を怪我をしたノンタンが病院で治療を受けるお話です。

怪我とはいってもすり傷ではなくて、耳が切れているぅー!

いとうゆか
痛そぉ~!!

麻酔の注射をすることになったノンタンのために看護師のカバさんが嬉しそうに注射を選びます。

ノンタンのちゅうしゃはどれかなどれかな♪

いやぁ~!!

一度は逃げ出してしまうノンタンですが、お友達に激励されてノンタンがんばるもんポーズ!!

治療の仕方もけっこうリアルで、

『こんな大変な怪我をしないように、安全に遊ぼうね』という学びにもなりそうです。

元気になったノンタンはまたもや楽しそうにブランコに乗っているシーンで終わるのですが、

いとうゆか
もうブランコ乗るなー!

とツッコミたくなるほど、痛々しい怪我をしてしまったノンタンでした。

小さなお子さまには少し刺激が強めかも?と思うのでこちらのサイトで試し読みしてみてくださいね。

「ノンタンがんばるもん」の試し読みはこちら!

いとうゆか
そういえば長男も顔からアスファルトに転んでおでこを四針縫ったなぁ…
『ノンタンがんばるもん』
対象年齢:4歳から
偕成社サイトより)

個人的にはツッコミどころが多くて大好きな絵本です。

ノンタンがんばるもんポーズは口をしっかり「へ」の字にするところがポイントですよ。

【写真引用:偕成社】

お子さんにも「〇〇ちゃん、がんばるもん!」と言って気分を上げてあげましょう!

ノンタンの絵本はこちらでも紹介しています。

絵本紹介

世代を越えて愛され続ける絵本界のアイドル、ノンタン! ノンタンはわんぱくで元気いっぱい、ちょっといたずら好きな白い猫の男の子です。 ノンタンシリーズは絵本自体のサイズも小さめ(約19cm×約16cm)で、ストーリーがわかりやすく[…]

絵本紹介

皆さんは、お風呂は好きですか? いとうゆか 一日のリセットとしてお風呂に入るのが好き! という方も、 いとうゆか 仕事終わりにお風呂に入るのが面倒くさい~! という方もいらっしゃるかもしれません。[…]

おいしゃさんがこどもだったとき


【文・中川ひろたか 絵・丸山誠司
監修・吉澤 穣治(保育社)】

いとうゆか
病院嫌いの少年がお医者さんになろうと思ったきっかけのお話です

途中までのあらすじ

お医者さんのきぬたこうたろう先生は、子どもの頃によく熱を出していました。

そして少年こうたろう君はお医者さんが大嫌いでした。

ところがある日、しぶしぶ病院に行くといつものおじいさん先生じゃない!

その日初めて会った若いお医者さんに治療をしてもらったこうたろう君は、帰り道にお母さんに宣言したのです。

俺も大人になったらお医者さんになる!

注目ポイント

こうたろう少年が病院を嫌いな理由は3つあります。

  1. 口のなかにへらをつっこまれてオエッてなる
  2. 冷たい聴診器を当てられてヒヤッてなる
  3. 痛すぎる注射で絶対に泣く
いとうゆか
うんうん、どれも嫌だよねぇ
ところがその日初めて会った若い先生の治療は、こうたろう君がこれまで苦痛だったものとは違ったのです。
優しいお医者さんのおかげで嫌な気持ちにならずに問診を受けることができたこうたろう君。
お医者さんの言葉で印象的なのは
病気をやっつけるのは先生じゃない。
こうたろう君、キミがやっつけるの。
先生はキミにパワーをあげるだけ。
なるほど、お医者さんは今の体がどういう状態なのかを教えてくれたりお薬を出してくれたりするけれど、病気をやっつけるのは自分たちの体なのだと目からうろこの気持ちでした。
最後まで頑張れたこうたろう君は晴ればれとした気持ちで自信に満ちています。
この絵本はぜひともお医者さんにも読んでいただきたい!と私は思いました。
私はいくつかの小児科に通った経験がありますが、子どもに寄り添って上手に対応してくれる先生もいれば、泣いてもいない子どもの体を抑えつける先生も…。
あっきーの
抑えつけられるから怖いねん
と長男も言っておりました。
この絵本のお医者さんのように、一人一人の子どもに寄り添ってくれる優しい先生が増えるといいですね。
いとうゆか
あと保護者の話も親身に聞いてほしい!子どもが体調を崩している時、親はパニックなんです!
そしてお子さんの病気が治った時には
「あなたの体が病気をやっつけたんだよ。」と褒めてあげたいですね。
『おいしゃさんがこどもだったとき』は全国学校図書館協議会選定図書です。
保育社サイトより)

ちゅうしゃなんかこわくない


【作・穂高順也 絵・長谷川義史
(岩崎書店)】

いとうゆか
むちゃくちゃ泣いてますがな~!

途中までのあらすじ

注射は痛い。

注射は怖い。

注射なんか大っ嫌い。

病院にいた友達が僕の事を「注射怖いんだろ?」って笑った。

ここから逃げ出したい僕の気持ちがにゅっと抜け出して、注射の痛くない国へ出発した!

注目ポイント

僕の体から抜け出した気持ち(魂?)が注射の痛くない国を目指します。

注射が嫌すぎて現実逃避をしてしまったようですね。

雲の上で、注射の痛くない国をいきなり発見!?

ところがそこにいたのはさっき僕のことを笑った友達で…。

ひと悶着あった末、本物のお医者さんが現れます。

ちょうちょが持ってきた小さな注射をぷすっと刺されてもあら不思議、そんなに痛くない。

いとうゆか
僕を笑った友達も本当はみんな注射が怖かったんだね

でも不思議な夢を見たおかげでみんな注射を頑張ることができました!

そう、注射って、怖い・嫌い・イヤだ!って思って泣いちゃうけれど、実は痛い時間はほんの少しなんですよね。

ちょっぴりちくっとしたけれど、それほどいたくない。

最後には注射を頑張ることができた子どもたちのツヤツヤとした自信にあふれる表情がとっても印象的ですよ。

こちらのサイトから「ちゅうしゃなんかこわくない」のレビューが読めますよ。

『ちゅうしゃなんかこわくない』
対象年齢:幼児から
岩崎書店サイトより)

おわりに

我が家の娘は注射をする時にいつも
『泣いてもいい?』と聞きます。

  • 泣いてもいいんだよ
  • ちゃんと病院に来れて偉いね
  • 頑張ったね!
  • お注射したところの絆創膏カッコいい!

そうやってたくさん褒めているうちにいつの間にかほとんど泣かずに注射を受けられるようになりました。

いとうゆか
成長を感じられて嬉しい反面、ちょっと寂しい気持ちも…

皆さんのお子さんも病院での過ごし方を通して成長を感じられることがあるかもしれませんね。

今回は病院や注射をテーマにした絵本を紹介させていただきました。

ぼく、がんばるもん!!
『ノンタンがんばるもん』

たぬき先生って呼ばれているそうです
『おいしゃさんがこどもだったとき』

ちょうちょは夢じゃなかった!?
『ちゅうしゃなんかこわくない』

絵本ナビではたくさんの絵本の試し読みができる他、絵本のキャラクターグッズの紹介もしています。

それでは本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
いとうゆか
このご時世のため病院の待合室に絵本が置かれていないのがツライ!家から持参しています
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