関西を中心に活躍中のお笑いコンビ、ロザンのボケ担当菅広文さんの新刊『京大中年』の情報が解禁されました。
ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」のメンバーシップでもある私は慣れ慣れしくも【菅ちゃん】と呼ばせていただきますね。
これを機に菅ちゃんのこれまでの著書『京大〇〇』シリーズより、『京大芸人』と『京大少年』を紹介したいと思います。
今回は書籍『京大芸人』の紹介です。
ロザンのYouTubeチャンネルに関してはこちらの記事で紹介しています↓
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『京大芸人』ってどんな本?
『京大芸人』は2008年10月28日に講談社より発行されました。
講談社のHPでこのように紹介されています。
『京大芸人』ってどんな内容?
本作品は自伝的小説ですので、完全なノンフィクションではありません。
ですが、登場人物は「宇治原」・「菅」で構成されているのでとっても話が入りやすい!
菅ちゃんは高校生時代に出会った宇治原さんと芸人になることを決意。
芸人になった時に売りになるという理由で京大に入ることをすすめる菅ちゃん。
それから宇治原流の勉強法による京大合格への挑戦が始まります。
「高性能勉強ロボ宇治原」の立てた1年間の勉強スケジュールとは?
これから受験をする人、我が子が受験を控えている親御さん必見の、科目別勉強方法の指南もあり。
一方、へなちょこ我流で勉強を続けた菅ちゃんの試験結果は?
おもしろくって、ためになる、そしてロザンのお2人のルーツを垣間見ることのできる作品となっております。
フィクションではありますが実話を元に作られているので、皆さんがご存じのロザンのお2人をそのまま小説の中の2人に重ねて読み進めることができますよ。
今でこそシュッとした落ち着きのある関西のかしこ代表宇治原さんですが、高校生の時は意外なキャラを発揮しています。
と、ニヤニヤしながら読み進めておりました。
『京大芸人』の個人的なお気に入りポイント
本作品は菅ちゃんと宇治原さんの出会いから芸人になるまでが描かれていますが、その中で菅ちゃんの幼少期の話や家族のエピソードなどが散りばめられているのも嬉しい。
私が個人的におすすめしたいお気に入りポイントを紹介してみますね。
- 菅ちゃんが大好きな「アルプスの少女ハイジ」を用いたたとえが登場
- 菅ちゃんによる宇治原家族のいじり
- 菅ちゃんのご両親の天然行動
- 菅少年が目の訓練を受けた時のスパルタ看護師
- ためにならない菅流のセンター試験対策
- 極限に追い込まれた宇治原さんの試験中のハプニング
- 学祭で訪れた京大で遭遇した癖の強い人物たち
- 「ロザン」のコンビ名の由来もわかります
また、先日テレビで女性芸人さんが宇治原さんのことを「う~じ~」と呼んでいて可愛いあだ名だと思っていたのですが、本作品の中で菅ちゃんも似たようなあだ名をつけていたことが発覚!
菅ちゃんが宇治原さんにつけたあだ名
「ウージー〇〇〇〇〇」
ぜひ確認してみてくださいね。
芸人になるための険しい道のり
本作品の最後の章ではロザンが結成され、プロの芸人さんになるべく吉本興業のオーディションに挑戦する姿が描かれています。
芸人さんになるにはNSCと呼ばれる吉本の養成所に入るのが一般的ですが、ロザンのお2人は特殊な形で芸人さんになります。
しかしそれは決して簡単な道のりではありませんでした。
読んでいても苦しくなるほどの1年間。
優等生であった宇治原さんが「不合格」を突きつけられる日々。
普通だったら心が折れそうなもの。
だって京大法学部に現役合格するくらい超絶かしこの宇治原さんにはいくらでも人生の選択肢はあったはず。
それでも菅ちゃんとプロの芸人になることを信じて疑わなかったのは…。
芸人になることを親にも猛反対された宇治原さんが、「どうすんの?」と心配する菅ちゃんにかけた言葉には心震えました。
きっとそんな日々も2人にとっては青春だったのでしょうね。
ぜひ最後までお楽しみください。
新刊『京大中年』もお楽しみに
ロザンが好きな人は、仲良しコンビ「ロザン」のルーツを知ってもっと好きになる。
受験勉強中の方、ご家族に受験を控える人がいる方は、勉強法のヒントが得られるかも?
普段読書をしない私でもいっきに読み終えることができたので、読書感想文の課題にお困りの学生さんにもおすすめです。
最後まで読み切ることができた!本っておもしろい!そう思える1冊との出会いになるかもしれません。
それでは『京大芸人』の紹介は以上になります。
2023年6月8日に幻冬舎より『京大中年』が絶賛発売中なのでぜひチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!