シゲタサヤカさんの絵本あらすじ紹介『わりばしワーリーもういいよ』他2冊

  • 2021年10月26日
  • 2022年5月7日
  • 絵本紹介
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いとうゆか
突然ですが、シゲタサヤカさんという絵本作家をご存じでしょうか?

この方です!ドンッ!!

絵本ナビ「シゲタサヤカ(著者詳細情報)」より引用

いとうゆか
美人さんではないですか!

シゲタサヤカさんは 2009年に、第30回佳作受賞作『まないたにりょうりをあげないこと』(講談社)で絵本作家デビュー。

表紙の絵を見ると、見たことある!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

シゲタサヤカさんの絵本はユーモアにあふれた奇想天外な物語!

  • それを主人公にするの?
  • どういう世界観?
  • 誰も思いつかない発想!

と驚きの連続です。

シゲタサヤカさんは食べ物が好きで、どうしても食べ物をテーマに絵本を描かずにいられないそうですよ。

いとうゆか
確かに絵本に出てくる食事はどれもとっても美味しそう!

今回はそんなシゲタサヤカさんの絵本おすすめ3選!を紹介したいと思います。

少し自己紹介をさせてください!
伊藤有花(いとうゆか)関西在住
小6長男と小2長女と暮らす
事務のアルバイトとブロガー
これまでに我が子に絵本を1000冊以上読み聞かせた(はず!)
Twitterアカウントはこちらです
(令和4年5月現在の情報です)

シゲタサヤカさんのおすすめ絵本3冊のあらすじ紹介

わりばしワーリーもういいよ


【作・絵シゲタサヤカ(鈴木出版)】

いとうゆか
わりばしの幸せを探して飛び出した

途中までのあらすじ

ワーリーはラーメン屋さんの割りばしです。

やる気いっぱいで早くお客さんに自分を使って欲しいワーリーは日々猛アピール!

ところがなかなか使ってもらえないワーリーは…。

注目ポイント

絵本の主人公に割りばしを起用するとは、シュール!!

絵本ナビ というサイトで「わりばし」を検索したところヒットしたのはこちらの絵本だけでした。笑

自分をなかなか使ってもらえない割りばしのワーリーは、もういいよと言って店を飛び出します!

いとうゆか
割りばしにとっての幸せは、食事に使ってもらうことなのですね

あっちのお店へ行って、こっちのお店へ行って、最後には意外なお店で意外な人がワーリーを手に取ります。

パッキーン!!

と割ってもらえた時には

いとうゆか
ワーリー良かったね!!

と涙がこぼれ落ちますよ(ちょっとおおげさに書きました。)

割りばしの数だけドラマがあるということですね。

皆さんが今度食事をするときは、どの割りばしを使おうかとよ~く選んであげてくださいね。

僕を使って~!とアピールしている子がいるかもしれませんよ。

いとうゆか
ワーリーの名前の候補は他に「わーちゃん」や「パッキン」があったそうです
『わりばしワーリーもういいよ』
対象年齢:3歳から4歳
絵本の試し読みはこちらから

おいしいぼうし


【作・シゲタサヤカ(教育画劇)】

いとうゆか
美味しい帽子の正体は?

途中までのあらすじ

家の前の木に引っ掛かっている奇妙なモノを見つけたおばあさん。

おじいさんが木に登ってそれを取ってみると、こげ茶で丸く平べったくてツヤツヤベタベタしています。

試しに匂いを嗅いでみると、ちょっぴり甘そうな良い匂い

2人は恐る恐るペロリ…。

注目ポイント

おじいさんとおばあさんが拾った奇妙なモノは、誰かさんの帽子だったのです。

そうと知らずに甘い匂いにつられて全部食べてしまったおじいさんとおばあさん。

その後、帽子を探しにやってきたお客さんは誰だと思いますか?

そのお客さんは帽子が見つからないことに絶望してしまいます。

いとうゆか
ショックで寝込んでしまう姿が愛しい!

そのお客さんが泣きながら帽子に対する想いをまくしたてるシーンがあるのですが、ここが我が家のお気に入り!

ぜひお客さんになりきって感情的にぶわぁ~~っと読んであげてください。

我が家の娘も

あーちゃん
このシーンだけもう一回読んで!

とリクエストするほどです。笑

そしてその中のとあるセリフが少し深いなと私は思ったのです。

一部を要約するとこんな感じです。

あの帽子をかぶっていないと生きていけないわけじゃない。
でもこのまんまじゃ自分が自分じゃないみたい。

こういうことってあるよなぁ…。

となんだか共感してしまいました。

服装・髪型・メイク・持ち物・しゃべり方など、これじゃないと生きていけないわけじゃないけれど、こうじゃないと自分じゃないみたい。

そういうことってきっと誰にもありますよね。

いとうゆか
それってとっても大事な自分らしさなのかも?

お客さんにとっての大事な自分らしさは取り戻せるのでしょうか?

帽子への想いを聞いたおじいさんとおばあさんの頑張りに注目です。

お話が終わるころにはこの物語の中は朝になっています。

いとうゆか
ひと晩かけてやっとったんかー!おつかれさま!
とねぎらいの気持ちになってしまいましたよ。
『おいしいぼうし』
対象年齢:3・4歳から
絵本の試し読みはこちらから

オニじゃないよ おにぎりだよ


【作・シゲタサヤカ(えほんの杜)】

いとうゆか
人間たちに美味しいおにぎりを食べさせたい!

途中までのあらすじ

山で暮らすおにぎりが大好きなオニは、自分たちが人間に怖がられていることを知りません。

ある日、人間が落としたおにぎりを食べたオニたち。

そのおにぎりのまずいこと!

だってそのおにぎりはずいぶん日がたっていましたからね…。

そうとは知らないオニたちはこう思います。

いつもこんなまずいおにぎりを食べているなんて人間たちってかわいそう!

オニたちは美味しいおにぎりを作って人間の住む町へやって来ますが…。

注目ポイント

この絵本を子どもたちに読もうとしたところ

学校で読んでもらったことあるー!

とのこと。

学校でもおすすめされているのでしょうか!?

この絵本にはたくさんのおにぎりが登場します。

中に何の具が入っているかわかるように、おにぎりの頭にちょこんと具が乗っているのですが、それがなんとも可愛くて美味しそう!

インタビュー記事を読んでみると、シゲタサヤカさんはこの絵本を描くにあたっておにぎり専門店へ取材に行って美味しいおにぎりの作り方を教えてもらったそう!

いとうゆか
絵本のおにぎりが美味しそうなわけだ!!

人間たちに美味しいおにぎりを届けようとするも、怖がられてしまって受け入れてもらえないオニたち。

いきなり現れてビックリさせてしまうのがいけないと考えたオニたちは、サーカスのようにどんちゃん騒ぎでお知らせしながら山から降りてきます。

このシーンが子どもたちに大ウケ!

こんなん絶対逃げられるやーん!

失敗を繰り返しながらも最後には人間たちと仲良くなれたオニたちの様子に、私たちも笑顔がこぼれましたよ。

皆さんはオニたちが作った美味しいおにぎり、どの味を食べたいですか?

シゲタサヤカさん「オニじゃないよ おにぎりだよ」インタビュー記事はこちら!

『オニじゃないよおにぎりだよ』
対象年齢:4歳から5歳
絵本の試し読みはこちらから

おわりに

シゲタサヤカさんワールドをお楽しみいただけましたでしょうか?

絵本といえば、優しくて可愛いくて心温まるほっこりとしたストーリー。

そんな常識を打ち破るユーモアに溢れた誰も想像のつかないシゲタサヤカさんの物語にぜひふれてみてくださいね。

こちらのサイト「絵本ナビ」でシゲタサヤカさんの絵本をチェックできますよ。

最後に今回紹介した絵本です。

僕を使ってよぉ~!
『わりばしワーリーもういいよ』

産まれた時からぼくの頭にあったから…
『おいしいぼうし』

おにぎりへの愛がとまらない
『オニじゃないよ おにぎりだよ』

それでは本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
いとうゆか
シゲタサヤカさんのシュールな4コマ劇場もおもしろいですよね!
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