育児中の皆さま大変おつかれさまです!
我が家の子どもたちは小学生になったのですがこれまでの育児を振り返ってみて、どの時期が一番きつかったかなぁと考えてみたところ、断然赤ちゃんの夜泣きが続く日々でした。
寝ては起こされ、授乳をして
また少し寝ては起こされ、お世話をして
少しうとうとしては起こされ…。
と絶望的な気持ちで過ごしていました。
我が子はもちろん愛しいのですが、こんな日々を過ごしていると気が狂いそうになりますよね。
きっとこうしている今も、お子さんの夜泣きがひどく眠れない日々が続いて精神的に追い込まれているお母さん、お父さんがたくさんいらっしゃると思います。
今回はそんな皆さまの少しでもお役に立てる記事を書けたらと思っています。
最初に申し上げますが、残念ながら「これをすれば赤ちゃんが夜泣きがピタリと止まる!」という魔法のような方法は無いと思っています。
でも、私が試してみて良かったと思う習慣、また夜泣きに対する考え方やバイブルにした書籍の紹介をしたいと思っています。
お子さんの夜泣きで悩むお母さん、お父さんの気持ちに少しでも寄り添えたらと思って書かせていただきます。
伊藤有花(いとうゆか)と申します
関西在住・小5長男と小1長女と暮らす
事務のアルバイトのかたわらWebライターの仕事をしている
これまでに我が子に絵本を1000冊以上読み聞かせた(はず!)
(令和3年9月現在の情報です)
皆さんは絵本は好きですか? 子どもの頃、お家の方に読んでもらった記憶がありますか? そして、誰かに絵本を読み聞かせたことはありますか? 絵本って子どもに読み聞かせたほうがいいの? 読み聞かせて何か良いことあるの? 今日はそ[…]
夜泣きする子、しない子
赤ちゃんの夜泣きにはとっても個人差があります。
一般的に夜間の授乳は3時間に1回と言われていますが、いやいや3時間も寝てくれませんけど!という赤ちゃんもいれば、朝までぐっすり寝てくれるという赤ちゃんも!
もちろん、よく寝てくれる赤ちゃんの方が優秀とか、親孝行とか、そういうことは全くございません!
誰にとっても我が子が一番!
我が子が最高!!
母はそう思っておりましたよ…。
「夜泣きはいつかは終わる」って言わないで
我が子の夜泣きに苦しむお母さんお父さんが言われてつらい言葉ってこれじゃないですか?
「夜泣きはいずれ落ち着きます。」
そんなことわかってる!!
でも、でも、今つらいんや!
頭が痛くなりそうな我が子の泣き声に、
立って抱っこしてゆらゆらしていないと許されないこの現状に、
ご近所さんに怒られるのではないかとビクビクしている夜に、
体力と精神の限界を感じているんや!
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
私は長男が生後すぐから1歳半くらいになるまで、3時間まとまって眠れたことがありませんでした。
育児本には「生後半年にはまとまって寝るようになる」って書いてましたけどー!!
全然寝ないんですけどーー!!
そんな感じでとっても苦労したので、2人目を授かった時から夜泣き対策に参考になりそうな本を読み漁っていました。
とにかく2人目は、夜よく寝る子でいてくれーーー!!
最初に述べたように、赤ちゃんの夜泣きは個性です。
でも、母である私のやりようで、ほんの少しでも改善できることがあるのでは?
そう思っていろいろな情報を仕入れていました。
そんな時に出逢った本がこちらです。
「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」 著者 清水悦子さん
赤ちゃんの眠りの悩みを解決する本。ひとり寝を勧める欧米式のネンネトレーニングではなく、日本の風習に合わせた添い寝で赤ちゃんの睡眠改善方法を伝えます。生活のリズムや寝かしつけのやり方を変えるだけで、驚きの変化を実感できるはず。夜泣き、寝ぐずりでお困りのママへ安心と笑顔を届けます!
この本は私が2人目の育児をするにあたってのバイブルとなりました!
赤ちゃんを授かった友人にもプレゼントをしたことがあります。
私が思うこの本の素敵なところを挙げてみたいと思います。
・夜泣きに必要なのは「ママパパの我慢」ではなく「行動」と教えてくれる
・欧米で推奨されている「赤ちゃんを一人で寝かせる」スタイルではなく「添い寝スタイル」を推奨している
・生後0ヶ月~1歳になるまで2ヵ月ごとの安眠スケジュールを提示してくれている(安眠スケジュールはその後5歳まで書かれています)
・ママがどうしたいか、また赤ちゃんのタイプによって違った寝かしつけの方法を提示してくれる
・合言葉は「赤ちゃんは安心・ママは楽」
・泣いている赤ちゃんには「ごめんね」ではなく「大丈夫だよ」の精神
・育児書や専門家が言うとおりに出来なくても、「ママがOKならそれがベスト!」
とにもかくにも悩めるママパパに優しい育児書!
今我が子は4ヵ月だからこのページを参考にしよう…と言った感じで付箋を貼っていたことを思い出します。
そしてその付箋がページを進むのと一緒に我が子も成長していきました。
著者の清水さんが赤ちゃんを泣き止ますことよりもママ(パパ)が笑顔でいられることの方がもっと大切!と言ってくださること、今読み返しても涙が出そうになります。
本当にこの本にはお世話になりました。
欲を言えば、1人目の育児の時からこの本に出逢いたかった…!
まさに現在赤ちゃんの夜泣きで悩んでいるという方はもちろん、これから赤ちゃんと暮らすという方、またそんな方へのプレゼントにもオススメですよ!
よかったらぜひ詳細を見てみてください。
授乳したまま寝かせない
この本を読んで、私が一番意識したことは「赤ちゃんに授乳したまま眠らせないこと」です。
長男の時は毎回授乳して寝かしつけていた…。
だって授乳したらすんなり寝てくれるんやもん!!
ところが、これをしてしまうと赤ちゃんにとって「眠っている=ママのおっぱい(哺乳瓶)をくわえている」という認識が刷り込まれてしまうそうです。
そのため赤ちゃんの眠りが浅くなった時に自分の口に何もくわえていないことに気付いて泣いてしまう、というもの。
2人目の育児では授乳しながら寝かしつけないようにと意識しました。
赤ちゃんが昼間しばらく起きていたあと、グズグズと泣き出したら授乳せずに抱っこで寝かしつける。
そしてじゅうぶんにお昼寝をして目が覚めたあとに授乳する。
もしくは授乳中に寝てしまいそうになったら、授乳をやめてからとんとんして寝かせるようにする。
とにかく赤ちゃんがおくちをちゅっちゅしている状態で眠りに入らせないということです!
夜中起きるたびに添い乳でまた寝かしつけるのは母の体力的には楽なのですが、危険です。
赤ちゃんが泣くたびにおっぱいをくわえさせてしまっては、癖になって赤ちゃんが何度も起きてしまい悪循環に陥るので気をつけましょう!
お気に入りのタオルやぬいぐるみの存在
長男は小学生になった今でも、小さな頃に寝るときに握っていたタオルを愛用しています。
「にぎにぎタオル」と呼んでいるそのタオルの角っこを握ったり唇をツンツンしていると、心が落ち着くようですよ。
そして長女の方は自分だけの薄いピンクのかけ布団です。
ぜひ、ねんねの友達を作ってあげてください。
そういったこともこの本には書かれています。
ねんねのお友達と一緒に安心して眠りにつく習慣ができるといいですね。
「泣いている」ではなく「甘えている」と思おう
次に、具体的な方法ではなく自分自身の考え方の改善について書いていきたいと思います。
この本にも「赤ちゃんは早く泣き止ませて欲しいのではなく、あなたのそばで十分に泣かせて欲しいのです。」と書かれています。
そこで私は赤ちゃんが「泣いている」ではなく「甘えている」と言うようにしました。
「なに泣いてるの~?」と
「なに甘えてるの~?」では後者のほうが愛しくないですか?
実際赤ちゃんはどうしようもなくあなたにかまって欲しくて泣いているんです。
そう思うと泣いて真っ赤になっているお顔も可愛く想えるものです。
「また眠りにつく瞬間を楽しめる」と思おう
夜中に何度も泣いて呼ばれてその度にお世話をして、つかのまの眠りにつく。
毎晩がその繰り返しですよね。
私はもともと眠るのがかなり好きなので、その時間を奪われる日々にストレスを感じていました。
そんなある時思ったのです。
夜から朝までぐっすり眠った時は「眠りにつく幸せ」を感じることができるのは1回だけ。
ところが夜中に寝て起きてを繰り返すということは「眠りにつく瞬間」を何度も味わえるということ。
そう思ってからは夜泣きに起こされてなんとか我が子を寝かしつけたら
「また寝れるわー幸せー」と噛みしめるようにしていました。
そうするとなんとたったの一晩で「眠りにつく幸せ」を何度も味わうことができるのです!
何よりも励みになったのは同じ苦悩を抱えているお母さんたちの声!
初めての育児で夜泣きに追い詰められていたとき、SNSの子育てコミュニティの中でその辛さを吐露したことを覚えています。
その時に励ましてくれた見ず知らずのお母さんたち。
たまたま自分と同じ時期に育児に励んでいたお母さんたち。
そして同じ悩みを抱えて苦しんでいたお母さんたち。
そんな皆さんの温かい言葉には本当に救われました。
どんな育児書よりも、アドバイスよりも、
「わかります。全然寝てくれません。」
「うちも一緒です。つらいですよね。」
「いつかは朝まで寝てくれると願って一緒にがんばりましょう。」
こんな言葉たちが病みかけた心を浄化してくれました。
SNSがない時代だったら、もっともっと孤独に育児をしていたのだろうなと思います。
今はSNSがあります!
どんどん使いましょう!
辛い気持ちを吐き出しましょう!
そして同じように辛い想いをしているお母さんやお父さんに寄り添ってあげてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
夜泣きで毎晩起こされていたあの頃は本当に辛い日々でした。
やっとの思いで寝かしつけたらどんな物音も立てないように細心の注意を払って過ごしていました。
ところが今や大きくなった子どもたちは朝、起きて欲しくても起きません。
今回の記事が育児を頑張る皆さまにとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
皆さまがこれからもお子さまを愛おしく思って、笑顔で育児ができますように。
それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました!